ファービーが「ナデナデシテー」って

ファービーが「ナデナデシテー」ってうるさいから
頭の上にマッサージ器あてて死ぬほどナデナデしたら
「わたし、まこちゃんにとって、なんなのよっ!! ねえ? まこちゃんにとって、わたしはなんなの……単なる、お友達なの?
ねぇ、教えてよ!! まこちゃんにとって、わたしはなんなの!?
まこちゃん、まこちゃんの方から、わたしにキスしてくれたことないじゃないっ!!
まこちゃんの方から、わたしを抱き締めてくれたことないじゃないっ!!
わたし、まこちゃんにいっぱい、アプローチしたのに……。それでもまこちゃんは気付いてくれなくて……。
あの海でのことは、わたしの精一杯の勇気だったんだよ……
なのに、まこちゃんは答えを出してくれなかった……。わたし、怖くなった。
もしかして、まこちゃんは、わたしのことなんて、どうでもいいと思ってるんじゃないかって。
わたしは、だから怖くなった。『好き』って一言を、まこちゃんに言えなくなった。だって、拒絶されたら怖いもんっ!!
わたしの気持ちは、子供の時から変わってない。…だけど、まこちゃんの気持ちは、わたしにはわからなかった。
わたしは、まこちゃんの昔の思い出しかもってない。だから、まこちゃんとの新しい思い出を作ろうって、わたし、必死だった。
わたしも昔のわたしじゃなくて、新しい自分に変わろうって必死だった。まこちゃんの好きな女の子になりたいって思った
でも、どんなに頑張っても、まこちゃんがわたしをどう思っているのかわからなかった……。
わたし、こんなにまこちゃんのことが好きなのに……。
もしかしたら、わたしのこの想いは、まこちゃんにとって迷惑なものなのかもしれない。
そんな風に、わたしは考えるようになってきた。だから、やっぱりわたしはまこちゃんとお友達でい続けようと思った.。
まこちゃんにとって、わたしってなんなのか……。それを考えるだけで、怖かったから。
お友達なら、こんな想いをしなくてもすむと思っファー…ブルスコ…ファ-」ってなった。


最初は面白かったんだけど、なんかキモくなったので首元を横から思い切りチョップしたら
「モルスァ」みたいなこと言いながらすごい勢いで飛んで行った。

「お互い、平気でおならできるような関係になりたい」

彼氏は「お互い、平気でおならできるような関係になりたい」
ってよく言ってた。
でも、一応女の子だし、いくら公認でも、おならは絶対できなかった。
付き合ってる1年ちょいの間も多分、してない…と思う。
「お前と付き合ってく自信ない」
って別れ話切り出されて、「別れたくない!」って興奮してたのと、その言葉思い出して、
自然な生理現象の勢いと最後の賭けみたいな気持ちで、一か八かで「ぶっぷぅ〜」っておならした。
しかも泣きながら…。


一瞬時が止まっておならが匂って来た頃彼の顔が少し歪んだ。
その後、何事もなかったように別れ話が再開…思い切り死にたくなった。

学生のころマックで

学生のころマックでアルバイトしてたときの事。


わたしはドライブスルー担当で、その日は日曜。
次から次へとやってくる客の対応に追われ、目の回る忙しさだった。


あまりの忙しさにあせってしまって、
「いらっしゃいませコンニチハ。マイクに向かってご注文をどうぞ!」
って言うとこを、
「いらっしゃいませコンニチハ。マイクに向かってコンニチハ!!」


全身から汗がふきでたよ。
モニターの向こうのドライバーも、
「こ、こんにちは…」 とか言ってるし…

高校の体育祭でクラス対抗大縄跳びってのがあって

高校の体育祭でクラス対抗大縄跳びってのがあって
それが平凡な結果に終わってしまった。
その後俺は1人トイレで
「くそっ!俺のせいだ!!俺がもう少し・・・」
とか言いながら壁を何度も殴ってた。
クラスメイトは誰も悔しがっていなかった。
ていうか俺も全然悔しくなかった。
あと俺が縄にひっかかったわけでもないので、
別に俺のせいということでもない。

男が意識不明の重態になって数ヵ月

男が意識不明の重態になって数ヵ月、たまに意識は回復するもののずっと寝たきりである。
しかし、彼の妻は一日も欠かさずベッドのそばで看病を続けた。


ある日、彼が意識をとりもどし妻を手招きした。
妻が近づくと彼は目に涙をいっぱいにためてささやいた。
「お前は私がつらいときはいつもそばにいたよな。私がクビになったときも、一番近くで支えてくれた。
 ビジネスが失敗したときも、私が撃たれたときも、家を失ったときもそうだ。
 私の健康が悪化しても、それでもお前は私のそばにいた。…なあ、お前」
「なあに。あなた」
妻は優しくたずねた。彼女の胸はいっぱいになり、笑みがこぼれた。


「お前はさげまんだな」